「海よりも敷居が低い!?」北九州ボードゲーム交流会(1)

ホームページを一新した記念というわけではないですが、少し北九州ボードゲーム交流会について、自分自身の反省がてら振り返ってみます。
自画自賛をするのは私の趣味ではないのですが、表題にもある「北九州ボードゲーム交流会に参加する事は、海よりも敷居が低い」ってのは、交流会の参加者の一人から言われた言葉です。
この言葉は嬉しい反面、自分自身への戒めとして、交流会を開催する度に常に自問自答を繰り返し気をつけています。

北九州ボードゲーム交流会は、昨今のボードゲームのブーム(?)にのってか、今では20〜30名での安定した人数での開催が行われています。
よく「昔に比べて人が増えたね」「どうやって参加者が増えたの?」と言われる事があります。
そこで自分自身の反省の意味も含めて、交流会を開催、運営するにあたっての心構えというわけではないですが、どこかの誰かが同じような会を開催する参考になればと思い、ここに書き留めておこうと思います。
注意としては、こうすれば参加者が増えるって事じゃなく、一主催者の運営方針や心構えの一つとして見て頂けたらいいなぁと思います。

・コンベンション?交流会?
一番最初に考えたことでもあり、未だに一番注意していることがあります。
それは、一体何の会を開催するかってことであり、その目的です。
ここがあやふやになると、それ以降の全てがおかしくなる可能性もある、大事な土台です。
私自身、北九州では1999〜2001年頃に約二年ほど北九州市八幡西区の黒崎公民館というところで、本当に小さなボードゲーム会を開催していました。この時は様々な事情により25回の開催を最後に閉会しました。またmixiのコミュニティ内で、北九州パレスと言うところを利用して1年ほどボドゲ会を開催し、これまた諸事情で1年で閉会しました。
そして2008年から、今の北九州ボードゲーム交流会を開催し始めたのですが、前の2回の開催の時とは違い、しっかりとした考えに基づいて開催していこうと思いました。

当時は近くに海外のボードゲームを買えるお店も無く、実物に触れる機会というのは基本的に皆無で、当然そういう状況であれば「ボードゲーム?」って言われることは当然でした。
その為、一緒にプレイする人は殆どいないってのが普通でした。
幸い私の場合M:TGをやってた関係でそういう仲間に恵まれていましたが、時が経過するにつれてその仲間は自然と減って行きました。(私自身、ジャッジメントあたりでM:TGを止めています)
そこで最初に考えたことは、プレイできる場を不特定多数の方に提供してみて、ボードゲームを実際に遊び、気に入って貰い、愛好者が増えれば自然とボードゲームをやれる機会が増えるのではないだろうか?ということでした。
このあたりのことは、コンベンションを運営している方には普通の動機付けだと思います。
そこで私の中で今でも最も気をつけていること、交流会を開催するに当たっての心構えとして「参加者に楽しんで貰う>自分が遊ぶ」という形を確立しました。
つまり交流会の中では基本的に私はゲームをしません。インスト、運営とやらないといけないことも多いという理由もありますが、最大の理由は参加者に最大限に楽しんで頂くという目的があるためです。
私がボードゲームを遊ぶ為の会では無いのです。
せっかくの休日を交流会の為に時間を割いて頂いた参加者の方に、最大限楽しんで頂き、ボードゲームの魅力を伝え、ボードゲーム愛好者、ボードゲーム仲間になって頂く事こそ、最大の目的です。
この事を会の礎とし、運営していくことを決めました。

さて、会の目的は?と言われて、明確に即答できることが重要です。
自分が遊ぶ為の会なのか、ボードゲームをみんなで遊ぶ会なのか、目的はさまざまにあると思います。
先ほども書きましたが、北九州ボードゲーム交流会の目的は「ボードゲームを遊んで貰い、ボードゲーム仲間を増やす事」です。
北九州ボードゲーム交流会に参加されている方は、うすうす気がついていると思いますが、当会は全てここに収束するように運営されています。
その為に自分が遊ぶことは二の次。いかにボードゲームを楽しんで貰い、ボードゲームを好きになって貰えるか?が最大の目的です。

さらには北九州ボードゲーム交流会を通じて、ボードゲーム愛好者の交流の場を作る事が目的です。
その為うちはコンベンションではなく、より目的に近い「交流会」と名前をつけることにしました。
(余談ですが。アナログゲーム系の集会でよく使われる「コンベンション」という言葉は意外と一般的ではありません。「コンベンション?何それ?」って言われることも多く、「ボードゲームコンベンションって何?」に対して返答しなければならず、個人的には会の看板としては不向きな名前だと思います。まあこれはそういったイベントの少ない地方だからなのかもしれませんが。)

ということで、続きはまた近いうちにUPします・w・b