アンチャーテッド・ボードゲームをやってみた

バネストさんで取り扱われ始め、前から気になっていたアンチャーテッドボードゲームを先日来られたAGさんに借りていたので、プレイしてみました。
冒険物のゲームというだけで、個人的に興味深々でした。

とりあえず、同卓した友人の一言「このゲーム、ボードいらんやろ」
まあその通りです。私もそう思います。
あえて言うなら、得点を記録するエリアがボード上にあるし、ボードゲームを名乗る以上ボードは必要だろ?とか、よくわからん擁護しかできません。

とまあ、のっけからやや不安な出だしで説明を開始。

で、ゲームの内容としては、プレイヤーは一つのキャラクターを担当し、多々のアクションを駆使し、敵を倒し宝を手に入れるって事が基本的な流れになります。
ただゲームには、基本ゲーム、デスマッチ、サバイバルなど複数のやり方が用意されており、カードの内容を変更することによって、難易度を設定することもできます。
今回は、基本ルールでプレイ。

個人的には独創的なゲームボード上でコマを動かし、危険や敵を乗り越え、宝を手に入れるようなゲームを期待していたのですが、この期待はいい意味でも悪い意味でも裏切られました。

まあゲームシステムとしては、昔からよくある、カードで自分の場を構成して、それらカードの能力をうまく組み合わせて、目標(宝を手に入れる、敵を倒すなど)を達成し、勝利点を獲得していくという、ごくごくありふれた内容です。

しかし正直言ってこのゲーム面白いです。
「ルール読むだけ」と「実際にやってみる」とでは、ずいぶん印象が変わるんだなぁというのを久しぶりに実感しました。

プレイヤーが使用できるカードは、4種類あり、自分の場に出せる各種3枚まで。
この縛りが、いいジレンマを生み出しています。
また場には、6枚ランダムに宝か敵のカードが出現しており、プレイヤーはどっちをメインにしていくか考えることになります。
ただ両立は非常に難しいので、状況によって自分の場を再構成する必要も検討しなければなりません。

また敵の強さのバランスが非常に良いです。
ほっとくと、本当にすぐキャラクターたちが全滅しますw
なので、協力ゲームでもないのに、状況によっては協力するような動きをしたり、まあ場合によって裏切ったりと、場の状況が半自動的にプレイヤーの意思決定に次々と影響を与えてくるところが正直面白かった
このプレイ感は大好きです。

もう一方の宝を手に入れるためのシステムもなかなか良いです。
探査マーカーを、一定以上置かれると場から取り除かれるのですが、その探査マーカーの配置のかけひきも中々熱いです。

そして自分の場の形成も、カードのコストのバランスが良いため、よく考えてやらないと、本当に大変なことになります。
まあこの手のカードゲームは、カードを手に入れること=強さ と単純に考えて良いので、いかにカードを引いていくかとのバランスを考えることも面白いです。

つーことで、アンチャーテッドボードゲーム、非常にお気に入りになってしまいました。
とりあえずBossとの戦闘もしていないので、また週末にでも遊んでみたいところです。

ゲーム時間としては60分前後を見てれば、多分間違いないかと。
そして、ルールが簡単でわかりやすいってところがいい!
またダウンタイムが短いところがいい!
ってことで交流会でも手軽に遊んで貰えそうです。

まあ個人的にも、もう少し繰り返し遊びたいところではありますが。。

このゲームもAGさんのゲームなので、北九州ボードゲーム交流会で遊んでみたいという方は、早めにリクエストをお願いしますね。