先週のボドゲ

先週は土曜日の夜から日曜日にかけて、気になってたけどちょっと手付かずだったボドゲをみんなでゆっくりとプレイしていました。

まず最初にプレイしたのは「さえずり」
プレイヤーはコマドリチームと、ブルースロートチームの二つに分かれて、スタートマスから餌を確保しながら、ゴール(巣)を目指すというゲーム。
餌は5種類あり、餌を消費すると餌ごとに決められたマスの数だけ移動する。
これを順番ごとに繰り返して、それぞれゴールを目指します。

まあ良くある燃料を消費、補給しながらゴールを目指すゲームなのですが、このゲームとにかく意地悪です。
なんと言ってもチーム戦なので、お互いのチームの妨害が結構露骨に決まります。
そしてゴールは、各チーム毎に最初にゴールしたメンバーのコマのいるマスがゴールになるため、チーム毎の動きや戦略が結構大切だったりします。
ちなみに、同チーム内でコマが6マス以上はなれてしまったプレイヤーは、ピヨピヨとか言えなくなり、チームメイトと相談することが出来なくなります。

逆に言えば、このゲームは相談してコマを進めることが重要ってことですね。
コマの可愛らしさや、ルールの簡単さで結構とっつきやすいゲームですけど、内容は結構シビアなゲームでした。
ガッツリチーム戦を遊ぶには非常に良いゲームですね。

次にプレイしたのが「ミスターM謀殺の法則」
プレイヤーの一人がミスターMとなり、正体がばれない様に暗殺を行って行きます。
残りのプレイヤーはミスターMを探り出し、推理し、告発することを目指します。
こちらもスコットランドヤードに見られるような、推理系鬼ごっこのようなゲームです。

ちなみに内容物は非常に雰囲気があって良いですねぇ。
今回はミスターMを担当することになりました。
ミスターMは13人いるキャラクターの中から秘密裏に、一人のキャラクターを選びます。そのキャラクターがミスターMとなります。
ゲームとしては、5ラウンド行い、その間ミスターMは暗殺を繰り返していきます。
しかし暗殺も闇雲に行われるのではなく、ミスターMは一度行った暗殺方法を再び選ぶことはありません。
そして暗殺方法もある程度制限されており、その上で暗殺を繰り返していくのです。
ちなみに暗殺方法なのですが、ミスターMの暗殺の美学なのか、結構暗殺条件が厳しかったりします。

他のプレイヤーは、ラウンド毎に登場するキャラクターを移動させたり、特殊能力を使用することによって、推理の情報を得ようとします。
ゲームの手順としては、キャラクターカードが規定の枚数めくられる。
プレイヤー側から一枚ずつキャラクターを選んで、移動や能力を使用する。
プレイヤー全員が選び終わったら、ミスターMが残ったキャラクターを使用するか、プレイヤーが使用した1人のキャラクターを使用するか決める。
その後、暗殺方法と暗殺対象者を決める。そして最初に戻る。
以上の繰り返しなので、結構簡単です。

ゲームのシステム的には多分一番近いのはミスタージャック。しかしこのゲームミスターMは結構厳しいです。ラウンド5までに、最悪二択を維持していかないと勝てません。
なので、ミスターMはゲームに慣れた人がやる方がよいと思います。

ちなみに私も3ラウンド以降ほぼ2〜3択を維持しましたが、最終ラウンド終了後の最後の告発でばれた!
「残った2択、お前ならメイドを選ぶはずだ!」

ほぼ全員に同じ事言われ、そして敗北。。。
しかしまあ、このゲーム、雰囲気といいゲームのしやすさといい、非常に面白い。
ゲームに慣れた人には物足りないかもしれませんが、これは交流会にもしばらく持って行ってていいなぁと正直思いました。

ミスターMで結構頭使ったので、リフレッシュしよう!ということで、次は「ペアペア連想ゲーム」まあ、バネストさんで昔から扱ってたLINQの日本語版ですね。

今回は6人プレイだったので結構理想的なゲーム展開だったように思えます。
秘密裏にチームA、B、?のペアに別れ、誰がペアなのかを2つのヒントから導き出すゲームです。
しかし正直言って舐めてました。
さっきのゲームは情報がある程度出てくるので、推理しやすかったゲームだったけど、こっちの推理の方が正直大変でした。
しかしちょっとどうなの?と思える邦題はともかく、コミュニケーションゲームとしての完成度の高さは素晴らしいですね。

そして続けて、前から気になってた「ピクトマニア」をプレイ。
まあお絵かきゲームなのですが、他のお絵かきゲームと比べてもこのゲーム、ダントツに良ゲームです

ゲームとしては、各プレイヤーに秘密裏に2枚のカードが配られます。
そして、複数のお題カードが表に向けられ、各プレイヤーが同時に配られたカードを見てゲームスタート。
ゲームはリアルタイムに進み、各プレイヤーは配られたカードを見て、自分が書くように割り当てられた内容を絵にしていきます。
それぞれ絵を描いていく最中、他のプレイヤーの絵をチェックして、何の絵が描かれているかを推理し、それらをチェックしていきます。
最後の一人以外の推理が終わるとラウンド終了。そして得点計算へ。という流れ。

このゲームの何が素晴らしいかというと、この得点計算。
これが非常によく出来ています。
この手のコミュニケーション系ゲームをやると、穿った見方をして変なプレイングをするプレイヤーが出ることも多いのですが、その辺り全部ルールが許容しています。
つまりプレイヤーの選択(戦術といってもいいかもしれません)の幅が非常に広いお絵かきゲームです。

コミュニケーション系のゲームの多くは、ルール的に結構アバウトに解釈することがお約束になっているところが多いのですが、先のペアペア連想ゲームやピクトマニアはその辺り、自然にルールに組み込まれていて、その完成度の高さに感動できます。
コミュニケーション系ゲームで、ルールがしっかりしてるなぁと思ったのは、今までは「早くかけた?」「ディクシット」「私の世界の見方」くらいでしたが、この2作はカウントに入れるべきだと正直思いました。

そして良ゲーム続きで、ほくほく顔のまま、「P.I」をプレイ。
まあゲーマーご用達(笑)のワレスの推理ゲームですね。

プレイヤー毎に異なる事件を追い、他のプレイヤーに先駆けて事件の解決を目指す推理系のゲームです。
ゲームボードの綺麗さがとにかく目を引きます。
ゲームの内容は、ざっくり言えばレーダーゲームとか、大げさなマインスイーパーと言えばいいのか、感覚的に近いと思ったのはトバゴになるのかなぁ?
事件には三つの要素「人物」「場所」「出来事」があり、それぞれの情報を求めて、街を徘徊し、情報を集めていくゲームです。
情報の集め方が、ゲームボード上のいずれかのマスに訪れることによって、そのマスに情報があるか、隣接するマスに情報があるかが分かっていきます。
プレイヤーがラッキーだと、訪れたマスその場所が目的地だったりすることもあります。
なので、極端なこと言えば、3回移動することで、事件が解決することもありえます。
実際、私の初プレイは最初の2手番、その両方で事件に直接ヒットした為、楽に事件を解決しました。
本当は、隣接マスに情報があり、それらを囲って行き少しずつ可能性を削り、ピンポイントであてて行く、といった手順を踏みたいゲームなのでしょうが、まあそういうこともあり得るってことで。
またゲーム、他のプレイヤーが使用したカードの情報の扱い方で、ちょっと差が出るかもしれません。ピンと来ない人も多いとは思いますが、他のプレイヤーが使用したカードも、自分にとって非常に有用な情報です。

ゲームとしては、ゲームに慣れた人には粗が目立つとは思いますが、推理ゲームとしては非常にすっきり纏まってよく出来ています。
ルールの簡易さから、初心者にもお勧めできる点は非常に良いところです。

この辺りで、土曜日というか日曜日早朝のゲームは終了。
そして、中津にカレーを食べに行った友人からお土産のゲームを頂きました。

日曜日は交流会スタッフの信さんが遊びに来るということで、とりあえず前からプレイしたかったケイブをプレイ。
洞窟探検ゲームです。備品を準備して、食料を消費し、キャンプ地を探して、洞窟内をウロウロしていきます。

ゲームはアクションポイント制で、洞窟を探検しながら、色々な発見などを目指していきます。
うん、なんというか非常に地味なゲームです。
ゲームとしては、アクションポイント制なので非常にめんどくさく、またタイルめくりゲームな為、運の要素も非常に高いです。
毎ラウンド消費していく食料の事を考え、消耗品の数や、自分の持てる数や、行動数が決まっているため、いちいち確認しながらやっていかなければなりません。
なので、最近の洗練されたゲームシステムが好きな人や、運の要素を排除したがる作業プレイヤーには全くお勧めできないゲームです。

しかし、この煩わしいまでのめんどくささや、いちいち立ち止まって考えることも多いこのゲーム、洞窟探検の雰囲気は非常にあると思いますし、そういうのが好きな人には堪らない空気を感じられるゲームであると思います。
多分テーベの東が好きな人は好きなゲームだと思います。

このゲーム終わった後、ゴブリンやドラゴン出てこなかった!とか馬鹿なツィートしてたら、きっちり、洞窟じゃなくダンジョンへ行け、と言われて、ごもっとも、と。

日曜日最後にプレイしたのは、「ファウナ日本語版

ファウナ!日本語版ですよ!
うん、日本語版イイネ!
もうそれ以上言うこと無いです!
つか日本語版のゲームボードがあるなら、別のお題カード作ってみるかなぁ。
ネタならなんぼでもあるしね。

そんな感じで、先週の土日は満喫していました。
この時に遊んだゲームの殆どは、3月の北九州ボードゲーム交流会に持って行きます。
なので、遊んでみたい人は、交流会でリクエストしてください。